一昨日のれいんぼー、、、
きれいなアーチを描いてましたね。。。
ちゃんと、半円にまで至り、くっきりとした虹(アブじゃないよ)を観たのは、人生の中で3度目… 東京で観れたのは初めてですよ。。。
あ、太陽や月にかぶる傘タイプの物を除いてですね。
ちと、写真はかすれ気味ですが、われに返って写真におさめようと思うまでの、見とれていた5分間はもっともっとくっきりしていて、しかも右半分は2重だったのですよ。。。
ニジの思ひで
一度目は、30年近くも前、父方の祖父が亡くなり、葬儀のために行った父親の実家から、翌日、帰る時でした。。。
当時あかましんは小学一年生。
宮城県は岩出山駅という、単線の小さな駅に、家族4人は本家を守る伯父に送られ、錆びたコンクリートのホームで汽車待っていたのです。とてもいい天気でした。
当時まだ、方言の深い伯父の言うことが、あまりわからなかったのだけど、指差した方を見ると、きれいな半円状のにじのかけはしが。。。
初めて見たにじは、「うかびあがってる」 という印象でした。
それまでは、ニジってもっと絵に描いた物のように、2次元的な物だと思っていたのを覚えています。
汽車が来て、ふと振り返ると、何もない駅前の広場の向こうの木の下に、本家を支える伯母に付き添われて、夫を亡くしたばかりの祖母が、手を振っていました。
笑顔だった気がします。
兄よりも先にと、
「おばあちゃ~ん!! にき゜ぃ… にき゜だよぉ~~!!」
と、叫んで背を向けて、ほとんど客のいない汽車にギリギリなつもりで飛び乗り、もう一度「にき゜」を見ました。
汽車は、ジーゼルのエンジン音もにぎやかに走り出し、天気雨が振り出したその景色は、さっきよりも、さらにくっきりした「にき゜」を浮かびあがらせました。
「あっっ! おじいちゃんが、天国に行くからかぁ…。 間に合ってよかった。。。」
おばあちゃんに教えてあげようと、反対側の車窓まで走って祖母の姿を探すと、
木の下で、曲がった腰を起こし、額に手をかざして、いつまでも手を振っていました。。。
「たいしたもんだ…」
って、そう言ったような気がしました。。。
あかましん