ふくろうを見に行った長い話

なんてこつで、今年の誕生日は、かねてからずっと行きたかった、
「国際富士花園」へ…。

 花が見たいわけではなく、ふくろうなわけです。
パンフレットは、3~4年前から持っていたし、かわいいかわいいと騒いでたわりには、なんだか行けずにいたわけです…。

 なんとなく家でうだうだしていたので、出るのは朝方になりました。
しかし、朝6時までに八王子バリアを越えなければ、半額(ETC割引)にならないので、がむばって出ました。須走りとかに、滑りに通っていた頃は、道志道を使っていたのですが、今の車になってからは、高速の方が、車の特性に合うようです…。

 河口湖ICで降りると、まずは、どこで仮眠をとうろうか…と思いを馳せます…。暑くて眠れないだろうと思ってたので、心当たりのある日帰り温泉施設を思い出してると、温度計には、19度の文字が…。
 これは、寝れる…と思い、富岳風穴の駐車場のはじっこの樹海の木が鬱蒼と覆いかぶさる、一番奥を選んで停める。入り口に一台軽トラが停まってるだけでした…。

 こんなとこ、朝っぱらから1人で来てたら、まるで自殺志願者なので、窓をちょうど半分くらい開けて、中で寝てることをアピールしておく…。

 …そしたら…、寝過ごした…。

 だんだん暑くなって、自然に目が覚めて、寝ぼけながら温泉入って覚醒して…なんて思ってたら、19度からあまり温度が上がらなかったようである…。
 昼を過ぎていたので、急いで「富士国際花園」に向かい、
その途中で23度の電光掲示板を確認する…。
 気持ちよくて起きれるはずないやね…。

 涼しくて爽やかで絶好の散歩日和…と満喫しながら、園に入る。

チケットを売ってくれるおねいさんの後ろに枝があり、ふくろうの置物が置いてあってわくわく♪

中はいると、いきなり眼前には「カラフトフクロウ」のオリが…。

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写真では、あまり興味がなかったのだけど、かわい過ぎる!!…というか、おかし過ぎる!!
 しょっぱなから、まちん釘付け!!  そのまま30分…。

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 ふと振り合えると、後ろに、3つ切り株みたいのがあって、大きなふくろうの置物…。
して置物の割には「手をふれないで」…の文字…。

 よく見ると、それらは、大きなワシミミズクの本物でした。

置物と思うほど、動かないでおとなしくしてるし、目もキョロっとしててかわい過ぎる。
 鳥のようで、とても鳥ではなく見えるし、目を合わせてもそらさないで、首だけ動かしたりするから、かわいくてかわいくてかわいくてしょうがない♪♪

 もしや…と思い、チケットのおねいさんとこ、もう一度見てみたら、やはり、小型の本物だったのだ…。

 そこからは、もう、花なんか目もくれずに、40種120羽のふくろうくんたちとじっくりにらめっこ…。

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 15時に、ふくろう飛行ショーがあるので、ちと前に会場に向かうと、焼きそばを売ってたので、いちかばちか頼んでみたら、一から作り始めたので、間に合わなかった…。
 ショーを見ながら、後ろで僕が持つ番号札の数字が、連呼されていた…。

「おばちゃん、ごめん…。でも、ふくろうが…かわいいんだ…」

 なんちてたら、静かになり、しばらくして肩を叩かれたので、聞こえないフリもできず、「やきそばお茶セット」(富士宮)を食べながら、少し離れたところから飛行ショーを見る…。
 尚、先ほどの「いちかばちか」はここにかかるのだが、「マルモ」の焼きそばだったので、満足!!!

 とっても楽しい飛行ショーが終ると、「ふれあいタイム」!!!

しかしね、並んでみてね、ふと、思った…。

みんなね、腕に乗せて写真撮ってるんだよね…。
飼育係のおねいさんは、ふくろう君の足に結ばれた紐を持ってるから、写真は頼めないさ…。

 一度、列を外れました…。

あきらめたり、あきらめなかったり、中途半端な不振な態度をとりながら、もじもじその辺をうろつく…。

しかし…、やっぱり、後悔する…。 絶対後悔する…。
その想いが、僕を列の最後尾に再び並ばせる。

 そして誰もいなくなって、僕の番。。。。。

おねいさんは、「どうしました?」的な顔でこっちを見る。
間が恥ずかしいので、すかさず、「腕に乗せるだけでもいいですか??」と緊張した面持ちで…。
そういった空気は伝わるもので、おねいさんは、ひきつった感じから無理やりのように、
「ぁ、あっ、ぁああっっ、いいですよ」って、作り笑顔…。
 そして、間が恥ずかしかったのか、すかさず、
「この皮の手袋はめてください…」
って、ひじまである皮の手袋をはめさせ、
「1.3kgあるので、脇をしめて踏ん張ってください」
と…。

 緊張していたので、1.3kgにぴんと来なかったのだが、いざ載せられると…
「かる~~~!!!」
 だって、大きさでいったら、80cmくらいあるし、すごく太って見えるから…。

そんな驚きも気まずいので、腕に載せたままにらめっこ…、
2時間ぐらいに感じられたが、5秒間の沈黙が恥ずかしくて思わず一言…、
「かわいいですね…。」と…。
「あ、はぁぁい…」 そして、二人同時に、
「あ、もう… 」「あ、もう、いいですか…」「あ…は、はい…」
なんて、そそくさとお返ししながら、にやついた顔を正すことができない…。

いい大人があまりに変質者っぽいので、別に…って、感じで落ち着いたフリをしながら、後ろに手を組んで、花も見ながらゆっくりと歩く…。

そして、おねいさんが見えなくなると…

 ニコニコ顔でスキップしながら、奥の花園に走っていきました。

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ちなみにここは、11種200羽のインコのおりに入って餌をやったり、
30羽のエミューが待つ牧場でえさをやれたりもするようです…。

夕方に寄った「陣馬の滝」
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ふくろうを見に行った長い話」への4件のフィードバック

  1. あらまあ、、、よく読んだねぇ…こんな長いの…。
    ペンギンになったりフクロウになったり、大変だこと…。
    自分の生活では、不可能だけど、やっぱ飼いたくなるよぉ。

  2. 国道139号線を朝霧高原から富士宮方面に走って、田貫湖方面へそれた道の途中に看板が出てたので、つい立ち寄った。
     遊歩道もあったな…。
    あとね、この滝の後ろ向いた景色もぼちぼちよかったよ。
     まあ、今度、ふくろう見に行くときにで寄りましょう。

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